敬老の日の由来と文化

2017年8月31日

敬老の日とは

敬老の日とは国民の祝日の一つで9月の第3月曜日とされており、趣旨としては、多年にわたり社会につきしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日とされています。2002年までは915日と定められていたのですが、2003年より、祝日を月曜に固定することで三連休を増やすことを目的として現在の規定のように改められました。

この敬老の日の由来ですが、どうやらある一人の村長の発案から来ているようです。それもさして古い話ではなく、第二次世界大戦の後の話です。戦後に、一人の人の発案から国民の祝日にまで広く普及することになったのですからかなりの驚きと言えるのではないでしょうか。

この人は、兵庫県の野間谷村という村の村長でした。ちなみに野間谷村という村名そのものは、その後の市町村合併により現在は存在していません。1947年の915日に、村主催での老人会を開いたのが直接の始まりとされています。ただ、このような老人会だけであれば、それこそ日本中で同じようなものがあちこちで開かれていたことでしょう。この村長が敬老の日の由来とされるのは、ただ単に老人会を開いただけではなくその後にも運動を継続して展開し、祝日として扱うこと、村だけではなく兵庫県レベルでも認められるようにすること、さらには日本全体としても認められるようにしたことにあると言えます。

実際、翌年の1948年には915日をとしよりの日として村独自の祝日とし、2年後の1950年には兵庫県がこの日をとしよりの日と定めました。そしてその翌年の1951年からは全国的な運動に広がっていきます。そしてその運動が実を結び、ついに1966年には国民の祝日として敬老の日が制定されることになったのです。

ところで、ではどうして915日だったのかという疑問が湧いてきます。これはこの村長の業績などをまとめた村作成の広報誌によれば、この時期は農閑期であることと、後は天候の良い日が多かったからということになっているようです。